このページは、京都謡曲史跡案内を書くために参考にした本のリストです。
また能を鑑賞するのに参考になる書籍や、管理人が所蔵するレコード・CD・DVDなどの音源も紹介していきたいと考えています。
能の本棚その1 能の本棚その2 能の本棚その3 能の本棚その4 能の本棚その5
能の音楽その1 能の音楽その2 能の映像
左成謙太郎編 明治書院 1931
全7巻(首、2巻〜6巻、別巻)。236曲(五流現行曲と「翁」)の謡曲を五十音順に所収。底本は現行観世流謡本を中心に、他流で補う。語注や現代語訳、間狂言の語りも付される。首巻には能楽画譜、能楽総説、謡曲細説、別巻には闌曲曲舞集、謡曲語句総覧が収められている。
野上豊一郎編著 中央公論社 1984
各流派にわたる現行謡曲240曲を所収。種類別(脇能物・修羅物・鬘物・雑物・切能物)に整理し、解説を加え、註釋を施したもの。底本はなく、曲ごとに選択されている。
伊藤正義校注 新潮社 1983
100曲所収。底本は光悦謡本の特製本(鴻山文庫本)。頭注に解説、難解語句について口語訳がつく。本文には演出注がつく。巻末の各曲解題が秀逸で、さらに詳しく知りたい調べたいという好奇心をくすぐる。
横道萬里雄・表章校注 岩波書店 1960
103曲。底本は主として室町時代の古写本。作者別に分類されている。小段理論(謡曲の構造は、小段と呼ばれる小さな単位が積み重なって構成されているという)を用いた注釈書。
小山弘志・佐藤健一郎校注 小学館 1973
77曲所収。底本は観世流「寛永卯月本」(1629)など。下段に現代語訳、上段に頭注が付されているので、古文が苦手な人にも読み易い。
増補改訂版にあたる「新編日本古典文学全集」(1997)が出たが、未見なのでコメントできません。
田中允校注 朝日新聞社 1957
100曲所収。底本は金春流謡本「車屋本」。頭注がつく。
野々村戒三編 大谷篤蔵補訂 赤尾照文堂 1978
観能のお供用として管理人が愛用するのが、日本名著全集江戸文藝之部第29巻『謡曲三百五十番集』(野々村戒三校訂 日本名著全集刊行会)。コンパクトで持ち歩き便利。ちょこっと確認したい時や、時間つぶしの読書に最適。
『謡曲二百五十番集』は、『謡曲三百五十番集』のうち曲舞と番外を除いた謡曲二百五十三番を、拡大復刻したもの。上製でA5判、持ち歩けない。
大谷篤蔵補訂 赤尾照文堂 1978
『謡曲二百五十番集索引』は、『謡曲二百五十番集』中の詞章を検索するため、詞章を十五字前後に区切り、五十音順に配列したもの。
この索引がおもしろい。気になるフレーズや語句が、どこにどのように、どれだけ使われているのか、興味が尽きない。
芳賀矢一・佐々木信綱校註 博文館 1914〜1915
548曲入っているし、謡曲大観や謡曲全集に入ってない曲の詞章を読むことができて重宝。
古知谷新校訂 国民文庫刊行会 1911
上巻に内外別の200番。下巻に番外曲200番所収。
室松岩雄校訂 国学院大学出版部 1909
近世の俳人犬井貞恕の著した観世流101番の注釈書。おもしろいなあと思う記述にであうことあり。
田中 允編 53冊
2403番の未刊曲の解題と翻刻が収録されている。
大好きな平家物語を題材の曲も多いし、こんな主人公がという曲もあるし、えっと思うような曲(キリスト復活とか朝日新聞)もあり、読んでいると面白い。
編集委員:西野春雄 羽田昶 平凡社 2006
能狂言の鑑賞に役立つ基礎知識がつまった重宝な事典。曲の解説だけではなく、歴史用語、演出用語から現代人名にいたるまで多岐にわたり、能を観に行く時も、史跡案内の記事を書く時も、必ず手に取る1冊です。
丸岡明著 河出書房新社 1961
ちょうど能に興味を持ち始めたころ、古本屋さんで入手。この本のおかげでたくさんの基礎知識を得ることができた。とにかく好きな本で、管理人の観能のお供。
3つのパートにに分かれており、「能の解説」では、簡潔明瞭に、能についての基礎知識、用語等を解説。「能の鑑賞」では、255曲をアイウエオ順に並べ、作者、曲柄、時、所、登場人物とその装束、持ち物を記し、〈能の鑑賞〉〈小書〉〈備考〉と本文が続く。「能の歴史・他」では、能の歴史の解説と、狂言の解説。